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SPUの倍率を上げようとして、使う予定のないサービスを契約したことがあります。
倍率は上がりました。でももらえるポイントは、ほとんど増えませんでした。
理由は単純で、わたしの買い物額が小さかったからです。倍率を上げる効果は買い物額に比例するので、月に2万円しか買わない人が倍率を上げても、増えるのは200円分です。
SPUは「倍率が高いほど得」という仕組みではありません。自分の買い物額に合った数だけやるのが正解でした。
倍率で増えるポイントは買い物額に比例します
まず、ここを押さえると判断が楽になります。
SPUの「+1倍」は、買い物額の**1%**がポイントで戻るという意味です。つまり増える分はこうなります。
| 月の買い物額 | +1倍で増えるポイント |
|---|---|
| 10,000円 | 100pt |
| 20,000円 | 200pt |
| 30,000円 | 300pt |
| 50,000円 | 500pt |
| 100,000円 | 1,000pt |
倍率は「率」なので、元になる金額が小さければ増える額も小さいです。
ここを見落としていました。「+1倍」と聞くと大きく増える気がしますが、月2万円の買い物なら200円分です。
上限があるので、倍率は無限に効きません
SPUの各サービスには、月間で獲得できるポイントの上限があります。
仮に上限が1,000ptだとして、+1倍で上限に届く買い物額を計算するとこうなります。
1,000pt ÷ 1% = 100,000円
月10万円買って、やっと上限です。
逆に言えば、月の買い物が10万円に届かない人は、上限を気にする必要がありません。 上限に当たらないのだから、「上限いっぱいまで取り切る」という考え方自体が関係ないことになります。
ポイ活の記事を読んでいると「上限で切られないように分散する」という話が出てきますが、これは買い物額が大きい人の悩みです。日用品の買い足しが中心なら、そもそも別の問題を考えた方がいいです。
※上限の額はサービスごとに違い、変更もされます。ここでは計算例として1,000ptを使っています。実際の上限は楽天の公式ページで確認してください。
月額費用のかかるサービスは損益分岐点を計算する
ここが一番大事なところです。
SPUの対象サービスには、契約すると月額費用がかかるものがあります。これを倍率目的で契約すると、買い物額が小さいうちは赤字になります。
計算式は単純です。
月額費用 ÷ 1%(=0.01) = 元が取れる買い物額
| 月額費用 | 元が取れる買い物額 |
|---|---|
| 300円 | 月30,000円以上 |
| 500円 | 月50,000円以上 |
| 1,000円 | 月100,000円以上 |
月額500円のサービスで+1倍を取るなら、月5万円以上買わないと赤字です。
わたしが最初にやった失敗はこれでした。月2万円の買い物しかしないのに、月額のかかるサービスを契約してしまったんです。ポイントは200pt増えましたが、費用は500円かかりました。
倍率の数字だけ見ていると、この引き算を忘れます。
固定費の置き換えなら話が変わります
ただし、例外があります。
すでに払っている固定費を、楽天のサービスに置き換える場合です。この場合は月額費用が「増えない」ので、上の引き算が発生しません。
いちばん分かりやすいのが通信費です。
今どこかの携帯会社に月額を払っているなら、それを楽天モバイルに替えても支出は増えません。料金プランによっては下がることもあります。そのうえでSPUの倍率が上がるなら、倍率の分はそのまま上乗せになります。
| 新しく契約する場合 | 固定費を置き換える場合 | |
|---|---|---|
| 月額費用の増加 | あり | なし(下がることも) |
| 損益分岐点 | 存在する | 存在しない |
| 買い物額が小さいとき | 赤字になる | 赤字にならない |
「SPUの倍率を上げたい」という目的で何かを始めるなら、固定費の置き換えから考えるのが合理的です。 新しい支出を作らずに倍率だけ動かせるのは、この方法だけです。
正直に書いておきます
わたしは楽天モバイルを使っていません。 なので通信の速度やつながり方については、何も書けません。使ったことがないものを「おすすめです」とは言えないので、ここは正直に書きます。
書けるのは構造の話だけです。固定費の置き換えがSPU的に有利なのは計算で分かりますが、通信品質が自分の生活に合うかは別問題です。
- 自宅と職場、通勤経路が対応エリアに入っているか
- 今の料金と比べて本当に下がるのか
- 使っている端末がそのまま使えるのか
この3つは自分で確認してください。 月額が下がらなければ、置き換えの前提そのものが崩れます。エリアも料金も変わるので、わたしが書いた数字を信じるより公式で見た方が確実です。
やっていないこと
参考として、わたしが意識的に避けていることを書いておきます。
使わないサービスの契約
倍率のために契約して、結局使わないものが残りました。月額が小さくても、使わないものに払っているという気持ち悪さが続きます。
倍率を上げるためのアプリの常駐
条件達成のために毎日アプリを開く、という作業が必要なものがあります。これは時間の支出です。1か月続けて得られるポイントが数十円なら、やめた方がいいと判断しました。
倍率の記録と管理
どのサービスで何倍取れているかを表にして管理していた時期がありますが、やめました。管理の手間に対して、増えるポイントが見合いません。
今は楽天カードと、無料で条件を満たせるものだけにしています。
まとめ
- +1倍は買い物額の1%。元の金額が小さければ、増える額も小さい
- 上限に届くには月10万円規模の買い物が必要。小さい買い物なら上限は関係ない
- 月額費用のかかるサービスは「月額 ÷ 1%」で損益分岐点が出る
- 月額500円で+1倍なら、月5万円以上買わないと赤字
- 固定費の置き換えだけは例外。支出が増えないので損益分岐点が存在しない
- 使わないサービスの契約と、毎日の条件達成作業は時間の無駄になりやすい
SPUは「全部埋める」ゲームではなく、自分の買い物額に合う数だけ選ぶものだと思っています。
買う日を変えるだけでも結果は変わるので、まずはポイントが貯まる日の記事を見てもらった方が早いかもしれません。倍率を触るより先にできることがあります。
カード決済が条件になっている特典については楽天カードの記事に、ふるさと納税がSPUの対象外になった話は制度改正の記事にまとめています。
※本記事は執筆時点の情報をもとにした個人の考えを記したものです。SPUの倍率・条件・ポイント上限は変更されます。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。



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